結果が得られ

結果が得られ
世の中には、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいる。
刺されやすい人が「不公平」だと言って、そのことを訴えるのを何度か聞いたことがある。
だけども、本気で取り合う人は少ない。
ところが、このたび「これは康泰導遊遺伝子レベルの問題ではないか」との研究結果が
アメリカの科学雑誌に発表された。
これを研究したのはロンドン大学衛生熱帯医学大学院。
それらしい研究結果が得られたようである。
まず、特定の人が蚊に刺されやすいのは、体臭や皮膚の細菌の量などによると言われ、
様々な実験からそのことが証明されたようである。
それはとりもなおさず、刺されやすいのは遺伝子レベルという事になる。
また、血液型がO型の人や妊婦、太った人が刺されやすいという説も挙げている。
どうすれば、刺されないで済むかは、これからの研究というところのようだ。

蚊に刺される噺として落語のネタになっているのに、
『二十四孝(にじゅうしこう)』康泰旅遊と呼ばれるネタがある。
もともと、中国に同名の書物があり、それをもじった落語だが、
この書物は中国の後世の範となる親孝行をした人物24人について記したもの。

そんな孝行息子と違って、この落語に登場する八五郎は大酒呑み。
親を粗末に扱う、どうしようもない人物。
これを大家が諭し、中国の『二十四孝』の話を聞かせ、
「幕府の時代には親孝行をした者には奉行所から賞金が与えられたものだ。
もしお前が母親に孝行したら、ワシが小遣いをやろう」と言うと、
この八五郎は、急に「クソばばあ」と呼ぶのをやめ、「母上」と呼び、
『二十四孝』に倣い「鯉は食べたくないか?」「タケノコは?」と訊いたりする。
母親は、川魚は嫌いだと康泰旅遊歯が悪いから食べられないと返事する。

それじゃあ呉猛(ごもう) に倣って、(母親が蚊に刺されないように)
自分の身体に蚊が刺すように、蚊が好きな酒をぬろうとするが、
もったいないからと呑んでしまい、眠ってしまう。
起きると、一匹の蚊にも刺されていない。
「ほ~ら、親孝行ができたじゃないか!」と自慢げに話す八五郎。
そこで、母親が、
「何言ってんだよ。お前が蚊に刺されないようにと、

ワタシャ一晩中、寝ないで、お前の身体を団扇(うちわ)で扇(あお)いでいたんだよ!」



Posted by wushueri at 11:06│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。