眼圧降下剤も

ぶどう膜炎と眼圧上昇を抑えるために、医者から目薬を処方されている。

 全部で5種類。ステロイド剤を1日4回、眼圧降下剤3種を1日2回、散瞳剤を1日1回。

 そのうち、ステロイド剤と残瞳剤が、残り少なくなってきた。

 点眼するときは、1回1滴。でも、目に入らなかったときは、拭き取ってもう1滴点眼する。

 残り少ないと、無駄打ちしちゃいけないと思うから、慎重に点眼する。

 眼科は総合病院に通っていて、外来は予約で午前中のみ。クリニックで午後診もやっていたら、会社帰りに立ち寄って薬を垂下してもらうこともできるが、総合病院はそうはいかない。

 午後は手術があったりして、飛び込みで診察してもらおうと思ったら、途方もなく待たされる。

 予約を動かそうにも、いっぱいで予約が動かせなくて、どうしても次の診察日まで手持ちの薬でつながなきゃいけない。

 どの薬も、市販では変えない。ステロイド剤は当然医師の処方がいるし、眼圧降下剤も薬局で売っているわけがない。散瞳剤は以ての外で、昼間点眼したらめちゃくちゃ眩しくてまともに見えない。目の疲れが取れるとか、そういう類の目薬ではない。

 回数を勝手に減らす訳にもいかず、ぶどう膜炎や眼圧城上昇が再発したら大変なことに鳴る。最悪、緑内障がひどくなる。

 緑内障で、視野が欠けたら、もう回復しない。治らないのは、怖い。

 だから点眼は、まじめに医師の指示を守っている。次の通院まで、ギリギリ、足りるかな。。。。  


Posted by wushueri at 17:16Comments(0)

花籠を吊り下げて


1799年1月にフランスに導入された見世物からその名を得たと言われている。
パノラマとは当時流行していたパノラマ館において観られる円筒絵画のことで、パノラマ画家プレヴォーによる重要作品は、長さはおよそ100メートル、高さは20メートルあった。世界のいろいろな都市をあたかも中央の建物のてっぺんの手すりで囲われた平屋根から地平線を見渡すように眺められる仕掛けになっている。
元はと言えば、フランス革命後の混乱期に一山当てようとした山師たち、その中の2人のアメリカ人により造られ隣あった2つのパノラマの間に、通路として建設されたものだった。

下の写真の中央、天井から吊り下げられたガス灯が、当時このパサージュの売り物だった。
1815年12月1日にイギリス人ウィンザーによりパリへガス灯の輸入が認められた。1817年1月には、このパサージュへ試験的に導入された。しかし最初からここの住人たちに快く受け入れられたわけではない。危険だし大気を汚染すると非難されたのだ。その後徐々に認められついにはパリ市内のすべての街路と公共の場で使用されることとなった。

講釈はひとまずこのぐらいにして、このパサージュの魅力を下の何枚かの写真からじっくりと味わってみてほしい。

先ほどの柱周りと同じように、どの店も一様に照明器具から花籠を吊り下げている素朴で温かみが感じられるディスプレイ。パサージュ全体の雰囲気作りに一役かっている。

そうかと思えばこんなふうに雑造作に自然のままに置かれている植物たち。

床にも注目してほしい!一つ上の写真でもよくわかるが、所々タイルが剥がれたまま放置されている一見継ぎはぎだらけ?に見える床。一方、下の写真のように部分的にいかにも新しく張リ替えましたという感じの現代的なタイル柄の床。前回のギャルリー・ヴィヴィエンヌの床を飾る素晴らしいモザイクタイルを思い出して比べてみてほしい!
だがこの行き当たりばったりのチグハグな感じ、これはこれでなんともこのパサージュの魅力に繋がっているように思えるのは私だけだろうか?
どこか下町風で懐かしい味のある散歩道としての。

パノラマの魅力はさておき、今度はレストランの前に張り出したテーブルの敷地部分にに改めて注目してみたい。下の2枚の写真、歩道の残りのスペースは人一人が通り抜けるのがやっとの狭さである。  


Posted by wushueri at 12:35Comments(0)four

横になっている


せっかく大晦日なので、それらしい記事も書いておきます。
来年の今頃はどうなっているか分からず、下手をすると、もうこの世にはいないか、寝たきりになっていて更新出来ないかもしれないし。

まずはこの一年、麻薬の痛みどめを飲まないと体の色んな所が痛むようになり、覚悟も完全に決め、最期の準備を遺言や葬式のやり方を含め、少しずつ準備しています。主に主人に「お任せ」で申し訳ない状態ではありますが。
それでも、まだ手足が動き、自分のことは自分で出来るので、横になっている時間が増え、痛みどめを服用しないとしんどい状態でも感謝だなと思っています。
出来れば、最期の時までこの状態が維持出来れば、それにこしたことはないと思っていますが、主人が年金だけで生活できるようになる4年後までもたせるというのは、恐らく無理だと思います。
先月まで家から出なければ頓服の服用が夜中の1回だけだったのに、既に5回は服用しないと腰や背中の痛みが出るので。
背中もすっかり猫背で、おばあちゃん。左肩はほぼずっと痛い(涙)
それでも動けるので、介護をお願いすることもなく、月に一度様子を見に来てもらうだけで済んでいますが、今月きてもらった時はひっくり返って横になったままで、話をしました。
一人で癌サロンに行くのもつらくなってきたので、どうしても見たい美術館の展覧会以外は、家で大人しくすることを目標にしています。
もう今年は、落語の予約も1月24日のしか入れてません。あとは行ける確証がないので。
明日から「来年」ですが、どこまで生きれるんだろうとは思います。
もう本当に抗癌剤を入れると副作用でひっくり返ってしまうので、やめたい気持ちもあるし……。
色々相談です。
出来ることなら、私の死後、主人が嫌な想いをしながら働き続けて貯めたお金を兄やその子供達にとられませんようにと願います。
主人がいれば、甥や姪にいくことはまずないと思うのですが、念のため……。

人生の最期にこんなお金の話するのは嫌だけどね  


Posted by wushueri at 11:03Comments(0)sometime

雨模様で寒い


11月も半ばに差し掛かり、朝晩の冷え込みは冬がすぐ隣にいることを感じさせる。昨日も、そうした冷たい雨の降る朝だった探索40。雨がいつ雪に代わってもおかしくはない天気なのに、以前から計画していた釣行のために情報収集。ネットで現地の天気を確認すると、雨模様で寒い一日となるらしい。

渓流釣りのシーズンは、すでに最終盤を迎えている。さらに、水温の低下が進むとドライフライでの釣行は難しくなる、という思いが背中を押して、ようやく釣行の支度に取り掛かる。
もともとの目的地は白糠・茶路川。2年前の秋に訪れて以来の釣行となる。が、どうも気乗りがしない。その原因は分かっている探索40。トマムから占冠の間の高速道路上の天候だ。
この区間、もっと言えば夕張から清水までの間、冬の走行でいつも痛い目にあっている。何しろ、一度吹雪いたら前を走る車のテールランプが見えなくなり、路側帯のポールも確認できない、という生きた心地がしなかったのは一度や二度ではない。
また、吹雪に伴う事故で通行止めを何度も経験した。だから、「冬の道東自動車道は怖い」というトラウマが生じたらしい。

こうした言い訳はともかく、釣行先を変更することにした。新しい目的地は支笏湖・二ナル川河口。フライとルアーが一緒にできることに魅かれた。ところが、国道から美笛キャンプ場に抜ける道路は、11月初めから閉鎖されてゲートが閉じられていた探索40。ここから歩いて現地に行きいくためには、最低1時間はかかる。
それならば美笛川河口のほうが近いが、ゲート前にはすでに3台の車が止まっていた。途中の苔の洞門やトンネル下、虹鱒橋などのポイントもあるが、支笏湖から樽前山を経由して、苫小牧に抜ける途中にある錦多峰川も、ここから30分ほど。
冷たい雨の下で、立ち込んでアタリを待つよりも、川を遡行してドライを打ち込むほうが魅力的に思えて、錦多峰川の上流に向かった。

錦多峰川上流の貯水池は、流れ込む水量は多いように見えるが、いつもの半分ほどしか水が貯まっていない。干潟のような貯水池の流れのひとつにドライを打ち込む。5センチほどの小さな魚が逃げ惑う姿は見えるが、フライを加えるようなサイズは見当たらない。
ようやく早瀬の中からドライに飛びついたのは、15センチほどの虹鱒。干潟には多くの足跡が残されており、ここも激戦地のようだ。そして、下流の林道から2台の車がやってくる。貯水池横の、錦多峰の沢川に設けられた魚道にも釣人が一人竿を出していた。

競合を避け、貯水池から上流へ遡行することにした。川岸には、両岸にはっきりとした踏み跡が残されており、常時釣人の入っている様子がうかがえる。水温低下の進んだこの時期でも、釣りのできる錦多峰川に釣人が集まるのは道理だろう。
錦多峰川の水温は、この時期でも10度を越えており、流れだしの脇やカタ、倒木下の淵で頻繁に小さな魚が反応する。しかし、ドライフライをくわえることのできる魚は少ない。

入渓地点から500メートルほどを遡行。この間ヒットしたのは、15センチほどの虹鱒と10センチ未満のやまめが合わせて8匹。平日にも関わらず、こうして釣人でにぎわう渓流としては当たり前の釣果か。
ただ、冬でもドライフライのできる渓流は、フライフィッシャーにとって貴重な存在だ。川を汚すことなく、魚の棲息が保てるように務めることも、釣人の使命だろう。

  


Posted by wushueri at 11:42Comments(0)sometime

私気になって


女達は言い付け通りに昼過ぎには兵営の一室に集まった

一人ずつ兵営の裏からウダルチの誘導で禁軍兵士の目に触れぬように集められた女達は大体の話はチュモから聞いていて理解をしていた為に大きな混乱もなく済んだ。
そうして各々の兵装、風除け等を配られ、暫くこの部屋でゆっくりするようにと言われている

口の軽いウダルチに案内された者は隣が鑽石水大護軍の部屋と聞いて気になってしょうがない

「ちょいと、あんた何をそんなにそわそわしてるんだい?」
樵の娘がそわそわしている女に言う

「あぁ、…さっき聞いたのよ。隣が大護軍の部屋だって…気にならない?聞いてから私気になってしょうがないのよね…」
そわそわしていた女は言う

「え?あの?ほんとに!」
茶色い髪の樵の女はあからさまに喜んだ顔をする

「大護軍って、まだお一人なんでしょ 布吉自由行?何でかしら?あんなに綺麗なお顔で、位も高く、お強いのに…」
もう一人別の真っ黒な髪の女が話し出す

「それは聞いた事があるよ!大護軍、思い人が居るって噂。しかもず~と長い間お一人だけをお待ちになってるって…」
別の女が答える

女が集まるり暇になると、こう言う噂話に花が咲く。
そしてどこかしらで聞いた噂話を持ち寄るので、たまに驚く位間違った噂も立つ

「あ、私が聞いたのはウダルチ隊の中に思い人が居るって聞いたけど?ウダルチ隊には女は居ないから、あたしはてっきり…」

また別の女がそう言うと、茶色い髪の樵の女は笑い飛ばす
「それは、無いよ。樵仲間でもそう言う趣味の奴居るけど、大護軍とは雰囲気がやっぱり違う。無い、無い。」
大きく手を振って笑う
 
そんな風に噂話を披露していると隣の部屋との境の扉が開き、ウダルチが入ってくる

「失礼する。噂話も結構だが鑽石能量水 騙局、余り大きな声でするような話ではないな。」
注意をしながら入ってきたその人は、此処に案内をした者達とはちょっと違うと女達は感じる

そうして、噂話に花の咲いていた部屋が静まり返るとその入ってきたウダルチはもう一度話し出す
「ウダルチ隊隊長チュンソクだ。これから開京までの道中、宜しく頼む。」

ウダルチテジャンチュンソクがそう言うとその場に居た女達は居住まいを正した。

「貴女方には我らの隊列に加わって頂きたい。」
チュンソクと言う人がそう言うと、一人の女が手を挙げる

手を挙げたのは黒い髪の女

「宜しいですか?隊長様」
テジャンはその黒髪の女に向かって了承の意味で頷く

「あの、何故、私達が集められたのでしょう?ウダルチは本来女は不必要な筈、お話を受けておいてあれですけど…おかしいような気がしてなりません…」

黒髪の女は言う
この黒髪の女は近くの村で武術を教える父を持ち、自分も教える資格を持つ女子。
学問の方もしっかり教え込まれているようで、中々に質の良い気品を醸し出している

そう言う女子であるからこそ、納得のいかない今回のウダルチの行動。
それに対しての質問だ。

その質問にテジャンが答えようとすると、その後ろの開いたままの扉から声がする

テジャンより若い声で、少し低い声。

「チュンソク、俺が話す。」
そう言って扉の奥から大柄な男性が入ってくるが、その男性を追ってもう一人滑り込んでくる

「いいえ、私が話すってば!」
そう言いながらけたたましく入ってきたのは女だった。

後ろから入ってきた女はこの数日、村の中を従者を連れて歩いていた女だ。

この見目の為、村では既に噂が出ている
「奥様」とも呼ばれていたこの女は何処かのお金持ちの妻でその宿を借り上げてこの場で誰かを待っているらしいと…

その誰かはどうやら、位が高い男のようだと言う噂。

その女を見て女達はざわつく…。
そんな女を連れて大護軍がやってきたと言う事は…
先程自分達がしていた噂を女達は頭の中で処理し、結論を出そうとする

けたたましい女の真ん前に大護軍が立ち、話し出す。

「某はチェ・ヨンと申す。明日より我がウダルチ隊の列に加わって頂ける事、本当に感謝する。本来、女人をウダルチ隊に入れる等有り得ぬ事ではあるが、此方にいる女人を安全に開京へお連れする為の事だ、余り疑問を持たずに理解して頂けると有り難い。」

チェ・ヨンと名乗った人はそう言った。

それを聞いて黒髪の女は言う
「それは、私達がその方の囮となれと言う事でしょうか?」
聡い女はそう聞いてくる

「そうだ。この方は王様の客人、どうしても安全にお連れせねばならん」
チェ・ヨンは黒髪の女の質問にそう答える
横で見ているチュンソクも眉間に皺を寄せる

すると、けたたましく話していた女がチェ・ヨン将軍になれなれしく話す

「だ~か~ら~、それじゃ駄目だって!ほら、この娘(こ)も、それに他の子も納得してないわ。何で私みたいな女の身代わりをする為に行かなくちゃいけないの?って思ってる。だから、そんな上から話すみたいに話しちゃ駄目だってば!」

大護軍の後ろに居たはずの女は勝手に大護軍の前に立ち、話し出そうとする

その様子を見て、眉間に皺の寄っていたウダルチテジャンの顔が途端に心配そうな顔になりおろおろしている
大護軍はその女の後ろで額のところに手を置いて目をきつく閉じて溜息を付いている

「今日は。本当の名前は・・・今は言えないので、仮の名で。私は「イ・セヨン」と言います。さっき皆さんが話していたこの人…大護軍の思い人と言うのは私の事。
そして、この人と生きる為に私は開京に戻りたいの。王様の客人って言うのは大げさね。私はこの人と夫婦になるために帰るだけ。ただ、普通には帰る事が出来そうもなくて、皆さんにお願いをしました。」

美しい顔を持つけたたましい人はそう、一息で言う
その後ろでテジャンチュンソクはがっくり肩を落とし、チェ・ヨンと言った武士は覚悟を決めたのか、その女が話す言葉をじっと聞いている

「私、この高麗の人間ではないの…だから、たまに変な事も口走るし、此処の習慣もしっかり覚えても居ない。でも、この人と一緒に歩いていく事にしたんです。どうか、私とこの人を助けると思って手伝って貰えないでしょうか。」

さっきまでけたたましく話していた印象からがらりと変わり、とても真剣な顔つきで話すその人は本当に綺麗な顔をしている

すると先程の黒髪の女はその女の話を聞いて益々眉間に皺を寄せて、また、手を挙げる

「ある程度のお話は分かりましたけど、正直、此方の女性を守る為に自分の身を犠牲にしたくはありません。だって、そちらもまだ隠しているお話があるようですし、私達が納得するようなお話をお願いしたいのですけど?」

黒髪の女は全く納得いかないんだろう、けたたましい女を睨むように見て大護軍を見る

すると今度は大護軍がそのけたたましい女の両肩をとても優しく両手で包み自分の横にずらす
「イムジャ、此処からは俺が話します。」
そう、その女にチェ・ヨンと言った人は優しげな瞳を見せ、此方に向く頃には武士の顔に戻っていた

「先程、この方が言ったが…この方は某の妻だ。しかし、此方の者では無い。勿論元の者でも他の国の者でもない。それゆえ、色んな所から狙われておる。都に行き着く前に攫われたり命を狙われたりするやもしれん。つい2日前にもこの方は狙われ、攫われかけている…。此処まで切羽詰っていて貴女方にお願いをしております。どうか、お助け下され…」

チェ・ヨンと言った男が私達に向かって頭を下げる
そこで私は初めて手を挙げる、一番聞きたい事を聞く為に。

「そちらの方、」
テジャンチュンソクが私を指差す

「間違っていたら御免なさい。其処にいらっしゃる女性は…「医仙様」ですか?」
私がその名を言うとウダルチテジャンと大護軍は物凄い形相で私を見たから続けて言う

「だって…、4年前噂になったでしょ?…大護軍がウダルチテジャンだった時に「医仙様」と恋仲になったって。皆、知らない?」
私が言うと他の子達がざわつき始める  


Posted by wushueri at 17:52Comments(0)four

別格の物だっ


少し多すぎる本を、読まないのだけでも処分したいと考えています。
考えているだけで、進みません歐亞美容。(´-ω-`;)ゞポリポリ

「本は大事にしないといけない」

そう言われて育ったもので。
私の親は昭和ひとけた生まれ。
物のない時代に幼少期を過ごしていますから、本にとどまらず、物をとっておく傾向が強いです。いつ使うかわからない包装紙とか、箱や缶、空き瓶とか紅酒網購……。
そういう中で、本というのは贅沢品、別格の物だったんでしょう。

だけど、最近は老眼が進んで本の文字がかなり読みづらくなりました。
昔の本は字が小さくて読めない。
その点、最近の文庫本は、大きくなっています 言語治療
電子書籍にちょっと魅かれるのも、そういった部分がありますね。あれ、文字の大きさを変えられるんでしょう?

処分する筆頭に挙がっているのが、近代文学全集。
森鴎外、田山花袋、正宗白鳥…その他いろいろな作家の作品がそろっています。
ハードケースつき、全88巻。
でも、字が小さい。寝転んで読むには重い。
内容も……いい作品なんだろうけど、書かれた時代と今とあまりに違いすぎて、入っていけない。
たぶん、これが一番大きいです。
やっぱり昔の人の方が真面目に生きてますね。生真面目すぎると言ってもいいかもしれません。
ある意味、物事を狭くとらえすぎているかも。
現代の人の価値観や考え方が、戦前とはかなり変わってしまってます。

たぶん、家に置いといても読まないだろうなあ。
といって、全集ものは古本屋でも引き取ってくれないし、資源回収に出すしかないでしょうね。
  


Posted by wushueri at 17:53Comments(0)sometime

僕を苦しめた


高校生の頃から学校の先生を目指した。
特別に心に残る先生に出会ったわけでもなかった。
逆にそ營養師れだから憧れたのかもしれない。

大学を出て夢は現実のものとなり僕は憧れの中学校の教壇に立った。

それから16年間。
もがきながらも先
生を続けた。

でも、僕は挫折して先生を辞めてしまった。

理由は一言では語れないけど
精神的にけっこう追いつめられて
「死んじゃうよりは辞めた方がいい」
という後ろ向きの理由だった。

僕を苦しめたものの一つに校則の指導があった。

僕は日頃の行いが悪かったせいか赴任した三校がすべて「荒れた」学校だった。

こうした学校では勉強を教えることよりも「生活指導」に日々の多くの時間を割かれる。

「たばこ」に「シンナー」「ケンカ」に「いじめ」「授業妨害」に「万引き」とバリエーションには事欠かない。
自慢にはならないが16年の間に「殺人」以外の非行には全て遭遇した。

だが、こうした問題行動の指導はきついにはきついが割と心に迷いがない。
だれがどう見ても「いけないこと」だから、体張ってでもぶつかっていくことができるのだ。

そうした中で僕は「校則指導」に悩んだ。
具体的に1つ挙げれば「頭髪」の指導である。

「茶髪」はおそらくほとんどの中学校では禁止になっていることと思う。

「中学生が茶髪にするなんてとんでもない・・指導するのが当たり前だ」
「きまりを守ることを教えるのが学校、先生の役目だ」
「生徒に安易に德善健康管理迎合するな」

これは正論である、正論には誰も勝てない、でも、僕と同じように悩んでいる先生はきっといるはずだと思う。

目の前に茶髪の生徒がいる。
校則違反だ。

この生徒は茶髪を除けば何も悪いところがない。
勉強もちゃんとするし、当番もまじめに行う、部活でも活躍しているし友達も多い。
両親も頭髪以外のことは全て協力してくれる。

でも校則に違反しているので注意しなければならない。

無理やり染めることはできないので話をして説得する。
本人が了解し、家庭の了解も取れると主事室に連れて行き黒染めのヘアカラーで髪を黒く染める。
あらかじめ学校にはヘアカラーが用意してあるのだ。

この時、僕はいつも自問自答しながら指導をしていた。

(決まりだから守らせなくちゃだめだ)
(一人の違反を見逃せば他の子供たちも崩れていく)

大義名分を掲げながら生徒の髪を黒く染めた。

その反面いつも心の中で矛盾を抱えていた。

(いいんじゃないの、茶髪でも・・)

ふと周りを見渡す。
小学校では親の意思で茶髪にさせている子がたまにいるが多くは校則にないのでそのまま。
地域の公立高校は指導しきれないのか、自主性に任せているのか、茶髪の生徒が山のようにいた、けれどもみんなが不良かといえば決してそんなことはない。
大学生、社会人も茶髪の人は多い、しかし別に勉強や仕事をいい加減にしているわけでもない。
国を代表するオリン更年期ピックのメダリストも子供たちが憧れるJリーガーも茶髪や金髪に笑顔でインタビューに答えている。

  


Posted by wushueri at 11:41Comments(0)lerotkoz

結果が得られ


世の中には、蚊に刺されやすい人と刺されにくい人がいる。
刺されやすい人が「不公平」だと言って、そのことを訴えるのを何度か聞いたことがある。
だけども、本気で取り合う人は少ない。
ところが、このたび「これは康泰導遊遺伝子レベルの問題ではないか」との研究結果が
アメリカの科学雑誌に発表された。
これを研究したのはロンドン大学衛生熱帯医学大学院。
それらしい研究結果が得られたようである。
まず、特定の人が蚊に刺されやすいのは、体臭や皮膚の細菌の量などによると言われ、
様々な実験からそのことが証明されたようである。
それはとりもなおさず、刺されやすいのは遺伝子レベルという事になる。
また、血液型がO型の人や妊婦、太った人が刺されやすいという説も挙げている。
どうすれば、刺されないで済むかは、これからの研究というところのようだ。

蚊に刺される噺として落語のネタになっているのに、
『二十四孝(にじゅうしこう)』康泰旅遊と呼ばれるネタがある。
もともと、中国に同名の書物があり、それをもじった落語だが、
この書物は中国の後世の範となる親孝行をした人物24人について記したもの。

そんな孝行息子と違って、この落語に登場する八五郎は大酒呑み。
親を粗末に扱う、どうしようもない人物。
これを大家が諭し、中国の『二十四孝』の話を聞かせ、
「幕府の時代には親孝行をした者には奉行所から賞金が与えられたものだ。
もしお前が母親に孝行したら、ワシが小遣いをやろう」と言うと、
この八五郎は、急に「クソばばあ」と呼ぶのをやめ、「母上」と呼び、
『二十四孝』に倣い「鯉は食べたくないか?」「タケノコは?」と訊いたりする。
母親は、川魚は嫌いだと康泰旅遊歯が悪いから食べられないと返事する。

それじゃあ呉猛(ごもう) に倣って、(母親が蚊に刺されないように)
自分の身体に蚊が刺すように、蚊が好きな酒をぬろうとするが、
もったいないからと呑んでしまい、眠ってしまう。
起きると、一匹の蚊にも刺されていない。
「ほ~ら、親孝行ができたじゃないか!」と自慢げに話す八五郎。
そこで、母親が、
「何言ってんだよ。お前が蚊に刺されないようにと、

ワタシャ一晩中、寝ないで、お前の身体を団扇(うちわ)で扇(あお)いでいたんだよ!」  


Posted by wushueri at 11:06Comments(0)

か生真面目そ






「失礼、募集を見てきたのだが、盾もPretty Renew 冷靜期回復もこなせる人材はいかがか?」

 なんか生真面目そうだ。

「ええ、構いません。それで補水は俺は一旦募集要項を剥がしてきますので、かけてお待ちください」

「了解した」



「それでは自己紹介をお願いします」

「エディン王国で聖騎士見習いをしていたフランシスと言う。現在は武者修行中だ。現在登録したばかりでFランクだが、足を引っ張らぬよう尽力しよう」

「俺の名前は雪人、こっちはシャーロットとリリウムです。武者修行中とのことですが、どの辺のランクまで上げることを想定していますか?」

「団長からは一人前になったら戻って来いと言われている。故にAランク、可能ならばSランクまで上げたい」

 あ、この人箱入りだ。多分貴族だけど平気でSランクとか言っちゃってるし。

「分かりました。では、特技などはありますか?」

「剣術と斧槍術を学んでいる。他には法術などの浄化や回復の魔法だな」

 魔法と法術は根本的には同じだが、魔力を捧げ樂觀的人る対象がこの世界の神になると言う点が違う。魔導士がどう頑張っても二流で終わるのはここが原因だ。

 おまけにこの法術、魔法を齧っているとその分だけリソースが割かれるのか、使いにくくなるのだ。だから基本神官や聖騎士、そして魔導士は住み分けが出来ている。そして神官と聖騎士も武器に刃物の所持が認められていないか認められているかくらいの違いでしかない。

「盾は使えますか?」

「もちろんだ。聖騎士が守れなければ話になるまい」

「分かりました。まず、体験期間と言う事で採用します。まずは軽くゴブリンやハウンドドッグなどでお互いの連携を確かめましょう」

「少々物足りぬが、確認は必要だな。了解した」

 こうしてオーク先輩に弱そうな女騎士、フランシスが体験入加した。



「まずはどの程度か実力を見せてもらいます。危なくなったら手を出しますので、誰かを守ることを想定して盾を装備してから戦ってください」

「分かった」

 そう言ってフランシスは背中に背負っていたハルバードと盾を取り出した。それだと機動力が落ちないか?

「では、探査」

 敵を探る。

「あっちの方向に丁度一匹居ます。やってみてください」

「任された」

 フランシスは鎧をガッチャガッチャと鳴らしながら、ハルバードを腰だめに構えて小走りで駆けて行った。うむ、あれだと奇襲は出来ないな。

 俺達もそれを追う。

「害獣が!死ねぇ!」

 槍捌きは見事なんだが、毛皮のことを全然考慮してないな。背骨からぐっちゃり潰している。

「はい、フランシスさん。討伐証を剥ぎ取ってギルドで換金するまでは気を抜いてはいけません。回収してください」

「分かった」

「それとフランシスさん。俺も最初の頃はそうだったんですが、過剰な攻撃で毛皮をダメにしています。急所に一撃が理想です」

「・・・・・・分かった」「失礼、募集を見てきたのだが、盾も回復もこなせる人材はいかがか?」

 なんか生真面目そうだ。

「ええ、構いません。それでは俺は一旦募集要項を剥がしてきますので、かけてお待ちください」

「了解した」



「それでは自己紹介をお願いします」

「エディン王国で聖騎士見習いをしていたフランシスと言う。現在は武者修行中だ。現在登録したばかりでFランクだが、足を引っ張らぬよう尽力しよう」

「俺の名前は雪人、こっちはシャーロットとリリウムです。武者修行中とのことですが、どの辺のランクまで上げることを想定していますか?」

「団長からは一人前になったら戻って来いと言われている。故にAランク、可能ならばSランクまで上げたい」

 あ、この人箱入りだ。多分貴族だけど平気でSランクとか言っちゃってるし。

「分かりました。では、特技などはありますか?」

「剣術と斧槍術を学んでいる。他には法術などの浄化や回復の魔法だな」

 魔法と法術は根本的には同じだが、魔力を捧げる対象がこの世界の神になると言う点が違う。魔導士がどう頑張っても二流で終わるのはここが原因だ。

 おまけにこの法術、魔法を齧っているとその分だけリソースが割かれるのか、使いにくくなるのだ。だから基本神官や聖騎士、そして魔導士は住み分けが出来ている。そして神官と聖騎士も武器に刃物の所持が認められていないか認められているかくらいの違いでしかない。

「盾は使えますか?」

「もちろんだ。聖騎士が守れなければ話になるまい」

「分かりました。まず、体験期間と言う事で採用します。まずは軽くゴブリンやハウンドドッグなどでお互いの連携を確かめましょう」

「少々物足りぬが、確認は必要だな。了解した」

 こうしてオーク先輩に弱そうな女騎士、フランシスが体験入加した。



「まずはどの程度か実力を見せてもらいます。危なくなったら手を出しますので、誰かを守ることを想定して盾を装備してから戦ってください」

「分かった」

 そう言ってフランシスは背中に背負っていたハルバードと盾を取り出した。それだと機動力が落ちないか?

「では、探査」

 敵を探る。

「あっちの方向に丁度一匹居ます。やってみてください」

「任された」

 フランシスは鎧をガッチャガッチャと鳴らしながら、ハルバードを腰だめに構えて小走りで駆けて行った。うむ、あれだと奇襲は出来ないな。

 俺達もそれを追う。

「害獣が!死ねぇ!」

 槍捌きは見事なんだが、毛皮のことを全然考慮してないな。背骨からぐっちゃり潰している。

「はい、フランシスさん。討伐証を剥ぎ取ってギルドで換金するまでは気を抜いてはいけません。回収してください」

「分かった」

「それとフランシスさん。俺も最初の頃はそうだったんですが、過剰な攻撃で毛皮をダメにしています。急所に一撃が理想です」

「・・・・・・分かった」  


Posted by wushueri at 11:34Comments(0)

私は唐突に目に








特に休日の予定もなかった私はたまたまその時間まで惰眠を貪り、目を覚ましたと同時に寝床の近くに転がっていたリモコンを手さぐ探索四十 洗腦りで探し当て、ついでに電源ボタンを押したのちしばらくしてから枕に片肘をつき、日曜の朝の退屈なTVを視聴するかなどと思っていたのだ。
チャンネルを回した時にほんの瞬間将棋の番組が目に止まり、一人の男――棋士の顔がアップに、続いてズームが引かれるやいなや咥え煙草をしたのである。私は唐突に目にしたその光景が、初めて目にした日曜の朝の健康的な囲碁将棋番組(視聴者もそれなりに健全な暇人であるはず)にはなんともふさわしくないものだなと、可笑しくも感じてしまったのだ。
もう一方の対局相手も同年代らしい男で、咥え煙草の男が考え込みだしたら途端に正座から――人目を気にしてみせ多少周囲を窺いながらも――、出来るかぎり小さな動きを心掛けつつといった様子で足を組み替え、あぐらにもっていく按配[アンバイ]だ。どうにも調子が掴みづらく、見ているこちら側も恐々とであっても、次に何をするのだろうかとを期待している部分もあることはある。

私は初めて観たNHK教育の昼前の番韓國食譜組に対し、随分とざっくばらんに進行しているなあと相変わらず無責任な面白がりのうちにいたところ、ふとその奥、テレビ視聴者側からしてもやはり奥に位置する場所に、若く美しい女性がいることに気がついた。
正確な名称は分からないが、対局者が一手打つ毎に残り時間を告げる係の二十二、三歳くらい人は静かに座り、果たしてよく見ると顔全体は小さく均整が取れ、顎はすっきりと頬は柔らかな血色[ケッショク]を湛えている。目は比較的切れ長なつくりだったが明るめの化粧のためか、年齢に相応しい愛嬌を見せるものだった。品の良さは感じさせるも、それと同時に現代風の若數碼廣播者にも通じる気兼ねなさもある。あくまでも私の偏見として言わせて貰うと、そのように綺麗な人が将棋の世界にいるとは思っていなかったのだ。  


Posted by wushueri at 17:12Comments(0)lerotkoz